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仕事は適当にこなした方がいい?新卒時代に学んだ「適当仕事術」10年間の実践で得たスキル

「真面目に仕事をしているのに評価されない」「仕事ばかりしていて、もう疲れてしまった」

このような人は、仕事は真面目に100%全力でしなければいけないという固定観念にとらわれています。

適当な仕事っぷりに定評のある著者ですが、職場での人間関係は良好な方だと思います。

真面目に仕事をしている方からしたら、「適当に仕事をするなんてどういうことだ!」とお叱りの声のある一方で、

「どうやったら適当に仕事をしていても怒られないの?」という声にお答えすべく、

適当に仕事をしていてもそうは見えないコツをわたしの経験談をまじえて紹介していきます。

 

仕事を真面目にする必要がない理由(真面目に答えます)

そもそもわたしも新人時代は、かなり真面目に仕事をするタイプでした。(自分で言うのは恐縮ですが…)

この記事を読んでくれているあなたのように、

「真面目に仕事をすれば必ず評価してもらえる」

「真面目にコツコツしている自分って素敵」

「真面目に努力すれば、きっといつか報われる」

などと思っていました。

しかし、ある先輩のアドバイスをきっかけに考え方がガラッと変わりました。

そのアドバイスが次の2つです。

 

そもそも周りは、お前に興味がない

これ言われたときすごくショックでしたが、本当にそのとおりだと思います。

「俺は、真面目にしている」「頑張っている」というのは、他人にとってはどうでもいいことです。

「クソ真面目」だろうが「適当」だろうが、そんなことは評価の対象にはなりにくいです。

どちらかといえば、成果を出しているかということが肝心で、成果を出したときに初めて

「あいつは真面目にやっているから」「努力しているから」成果を出しているという認識に変わります。

なので、自分の中で、コツコツ真面目にやっているとだけ思っていてもあまり意味がなく、まずは仕事で成果をあげることに力を注いだ方が良いのかもしれません。

 

仕事は完成度60点、スピード120点を目指せ

これもショックでした。何よりも完璧にすることが好きなわたしは、

「完成度60点とは何を言っているんだ」

と思いました。

でもこれって本当に社会人をする上で納得することでした。

例えば、上司から、競合他社のホームページの特徴について資料をまとめるように命じられたとします。

締め切りは一週間後、資料を完璧にしたいがあまり、資料の体裁にこだわり、競合他社の情報をそこまで調べるかというほどふんだんに盛り込んだ資料を作成し、締め切りの当日に上司に提出しました。

すると上司は、

「こうことじゃないんだよね〜、○○と△△が抜けてるからやり直して〜」

「あと、確認もしたいから、締め切りよりもっと早くに出してね〜」(ちょいキレ気味で

こういう経験ありませんか?これって完璧を求めるがあまり、自己満足に浸っているだけなんですよね。

もちろん仕事の質を高めることは、大切なことですが、それより早く成果物を提出して、確認をとって

何度か修正を繰り返す方が、質は上がるし、上司が求めているものへ近づけるための最短ルートだとわたしは思います。

 

何も考えずに成果物を出すのは、よくありませんが、60点ぐらいの成果で、スピードを早くすることを意識して仕事を進めてみてください。
すると、自分の仕事の段取りの仕方も工夫することができますし、上司がどんなことを求めているのかを把握して、修正しながら、仕事を進めることができます。

そして、スピードを意識すれば、何度か経験を重ねるうちに、スピードも質も両方高めながら仕事を進めることができるようになると思います。

 

適当な仕事ぶりでもそうは見えないコツ

先輩からのアドバイスから10年。わたしが実践しているコツをここで紹介したいと思います。

コミュニケーションをとる(根回し)

正直、これが一番重要です。適当でもコミュニケーションをうまくとっていれば、大丈夫です。(笑)

なぜそう思うかというと、記事にもでてきた、アドバイスをくれた先輩がまさにコミュニケーション(根回し)の達人だったからです。

この先輩は、自分ではあまり仕事をしない(先輩すみません…)人でしたが、周りを巻き込んで、業務を進めていくことに関しては天才的な能力を持っていました。

一つの仕事を進めるにしても、人間には向き不向きがあります。
この先輩は、いろんな人を巻き込む、つまりいろんな得意を持っている人を巻き込んで、仕事を進めているから、スピード感をもって仕事で高い成果をあげてこれたのだと思います。

いろんな人を巻き込むためには、日々のコミュニケーションは欠かせない要素です。

なので、わたしもこの先輩のように、一人でコツコツ真面目にやれば成果はでるという考え方ではなく、コミュニケーションをとって、何かあったときにいつでも助けてもらえるような姿勢を保ちながら仕事を進めるようにしました。
すると、面白いほど、仕事がスムーズに進められるようになりました。

見える化する(付箋でアピール)

他人のデスクに付箋がいっぱい貼ってあったら、この人忙しそうで大変やなぁ。

と思ったりしませんか。

わたしは思いますし、そんな人が適当だなんて思いません。

仕事のミスって、締め切りを忘れたり、連絡を忘れたり、何かを忘れることが原因なことが多いと思います。

そもそも、何かを忘れるのって、自分が天才的な記憶力を持っていると思い込むことが原因です。

人間は、意識して気をつけても忘れてしまう生き物なので、忘れてもいいように、何かに書き出しましょう。

何かに書き出してしまえば、その付箋やメモをなくさない限りは、忘れることはありませんし、見える化することによって、周りから救いの手を差し伸べてくれる可能性もあります。コミュニケーションを取るきっかけにもなるので、付箋に書き出すのは、おすすめです。

小さなタスクから処理する(簡単な仕事から片付ける)

簡単で、いつでもすぐにできる仕事ほど、締め切り間近になって、焦ってやってしまうことが多いと思います。

「簡単やし、いつでもできる、余裕〜」

という慢心が将来のあなたを苦しめることになります。

なので、簡単ですぐできることは、即座に終わらせてしまうことをおすすめします。

どうしても優先度の高い仕事があってできないということもあるかと思います。

そんなときは、上に書いたように、見える化して、付箋に書き出したりして、簡単な仕事とわかるように振り分けておくと、あとになって、すぐに取り掛かれるので、おすすめです。

 

頑張りすぎているあなたへ

頑張っている人のことは、大好きです。仕事に打ち込んでいる人って本当に素敵で憧れます。

しかし、頑張って働きすぎることは、正しいことだとは思いません。

本人がいいのであれば、何も言いませんが、無理して、真面目にコツコツやることは、身体や心を壊す原因になると思います。

適度に力を抜いて、無理しすぎることなく仕事を続けられることが、当たり前の世の中になるように、今回紹介したコツを試していただいて、ぜひ適当な社会人生活を過ごしてください!