職場の人間関係は良好ですか?
会社員の悩みの中でも、特に多いのが「人間関係」の悩みです。
その中でも、「理不尽な上司」がいる職場で働くことになったときには、
本当に地獄のような日々が続くと思います。
今回は、理不尽な上司のいる地獄のような職場で7年間働き、奇跡の生還を遂げた著者が、理不尽な上司の特徴と対処方法、そして根本的な解決策を紹介していきます。
それでは早速いきましょう。
理不尽な上司の特徴
まず理不尽とは、「物事のすじみちが通らないこと。理屈にあわないこと。無理なこと。また、理屈にあわないことを無理に押し通そうとすること」という意味です。
そして上司とは、「その人より役職が上位の人のこと」という意味です。
つまり理不尽な上司とは、「その人よりも役職が上位のために、勘違いをおこし、自分のプライドや権威を守るために、部下にむちゃくちゃな態度、行動を取る上司」という意味になります。(こちらは完全に著者の解釈なのであしからず…)
以下では、わたしが出会った理不尽な上司の特徴とエピソードを交えながら、紹介していきます。
急にキレる系上司
急にキレる人っていますよね。急に怒鳴ったり、物投げたり、壁殴ったり、ゴミ箱蹴ったり。
それが上司だともう最悪です。心臓のトレーニングを欠かさずに行ってください。あっ。あと耳のトレーニングも。
わたしの職場では、毎朝、掃除をするという習慣がありました。ある日、いつもよりイライラしてそうだなと思っていた上司に、扉から入ってくると突然。
「お前の掃除の仕方はなってない!お前がしっかり掃除しないから業績も上がらんし、後輩にも悪影響がでるんだ!!」とゴミ箱を一蹴り。
すごい剣幕で怒鳴られたことがあります。そして散らばるゴミ箱のゴミたち。
別にサボっていたつもりはないし、どちらかと言えば掃除は好きなので、みんなが喋りながらしているところを、もくもくと一人でやるタイプでした。
上司の虫の居所とわたしの居所(入口扉の近くで窓掃除をしていました)が悪かったのでしょう。
急にキレる系の上司は、「いつ」「どこで」「だれに」「なぜ」「どのように」キレるのかわからないので、かなりやっかいな存在です。
対処法
このような上司は近づかないに限ります。
だって、いつキレて暴れ出すかわからないからです。あとキレられた場合、
「キレる人間は、赤ちゃんと一緒」だと思うようにしましょう。
キレる=感情をコントロールできない。
つまり感情をコントロールできない、泣いている赤ちゃんと一緒です。
赤ちゃんが泣くのと、おっさんがギャーギャー言っているのを比べるのはどうかと思いますが、
そのように思えば、キレているおっさんも可愛く愛おしく思えるかもしれません。
ただ、口が裂けても「よちよちいい子でちゅね〜」とあやしてはいけません。
無視系上司
これもありました。なんか知らんけど無視される。経験ありませんか?
あいさつしても無視。仕事の進捗状況を確認しても聞こえないふり。仕事について質問しても知らん顔。ネグレクト系上司とも言えます。
わたしも半年ぐらい上司に無視されたことがありました。そのときは、無視というより、何を聞いても、
「別に…」(沢●エ●カかよ…)「他の人に聞いて」の一点張りでした。どうにもこうにも直属の上司だったので、無視して仕事を進めるわけにはいきません。
その当時は、なかなか仕事を進めることができませんでした。
無視された理由はわかりませんでしたが、後々、その上司と仲の良い方から、「飲み会に自分が誘われなくて、わたしが参加していたことを知ったから」
だということを知りました。いや、知らんがな。The 理不尽です。
対処法
これは無視されても、話しかけ続ける。それでもダメなら、上司の上司に相談して仕事を進めることが対処法です。
わたしの場合ですが、わたしの直属の上司のその上に上司がいて、その人が神様的な存在でした。
なので、直属の上司に無視をされて仕事が進められないので、その上の上司に確認をとり相談しながら、仕事を進めることができました。
神上司だったので、うまいこと直属の上司には知られない形で仕事を進めることができたので、あのときは本当に助かりました。
わたしのように神上司がいないあなた。
もうね。我慢ですよ。時が全てを解決してくれることを祈ってください。
(何か根本的な解決にならずすみません。無視されるのが一番辛いっすよね)
ネチネチ系上司
人間誰しも、ミスをします。そのミスをいつまでもネチネチ言うのがネチネチ系の特徴です。とにかくしつこい!
ネチネチ系上司は、それ以外でコミュニケーション取れへんのかと思うぐらい同じことを何回も言ってきます。
わたしの体験です。本当にあった話です。
会議資料で、あるデータを表を使って整理することありました。
そのときに、表の罫線が一本抜けてしまうミスをしたことがあります。
会議資料にミスはありましたが、そんなに意思決定に影響するようなミスではなかったので、
何とか会議を終えることができました。
しかし、そのあとネチネチ系上司の「ネチネチ攻撃」が始まりました。
その上司に資料作成を再びお願いされたときに、「また罫線抜かさんといてやぁ」
コピーを取るときにも「罫線しっかり見えるようにコピーしてやぁ」
資料をホッチキス留めするときも「資料しっかり見えるようにしてやぁ、特に罫線は隠れんように留めてやぁん」
これ、嘘のようで本当の話です。ことあるごとに罫線責めを喰らいました。
対処法
ネチネチ系上司の対処法は、ズバリ、ミスを続けて行わないことです。基本的ですが、意識しなければいけないことですね。
ネチネチ系上司の仕事は「他人の粗探し」なので、ミスや間違っていることがなければ、基本的にネチネチ攻撃を仕掛けられることは
ありません。完璧な人間を目指しましょう。
しかし、人間は誰しもミスをします。
そんなときにネチネチ攻撃を受けた場合は、聞き流すことがいいでしょう。
ただミスはしっかり反省して振り返ってください。そのあとはいくら何を言われようが、右から左へ受け流すでOKです。
こだわり強い系上司
これは、わたしが出会ったネチネチ系上司に備わっていた別スキルなのですが、めっちゃこだわり強い上司いますよね、ねっ!
こだわり強い系上司は、プライドが高く、自分のやり方がすべてだという感じの上司だと思ってください。
ネチネチ系スキルとこだわり強い系スキルを兼ね備えた上司の話を再びさせていただきます。
さっきの罫線の話をもう一度(わたしもネチネチ系になっているかも…)させてもらいます。
みなさん表の罫線ってどれぐらいこだわりますか?
わたしは、しっかりデータが分類できてて、理解できたらいいと思うタイプです。
しかしこだわり強い系上司は違います。線の太さにすごいこだわりがあるんです。
「ここは2pt、ここは0.5pt、あとここは二重線にしてね。これぐらい考えたらわかるよね?」
すみません。その当時はまったく理解できませんでした。いまも理解できていませんが…。
対処法
この上司の対処法は至ってシンプルです。
それは、「上司の言っていることをとりあえず聞いて、その通りにこなすこと」
です。それだけで、上司は納得してくれます。あなたが逆に強いこだわりを貫いてしまうと
もう解決はできません。ケンカですね。それは面倒くさいので、絶対にやめましょう。
しょうもないことはこだわらずにイエスマンでいいと思います。
根本的な解決方法
いかがだったでしょうか。わたしもいろんな理不尽な上司と仕事をしてきました。
いろんな上司を仕事を進める中で、対人能力はかなり身についたと思います。
これらの経験から、わたしが感じる理不尽な上司に出会ったときにとるべき解決方法としては、
理不尽な上司を反面教師にして学ぶということです。
理不尽で嫌だなと思うところは、
あなたが真似してはいけないところです。
逆にそこから学びや気づきを得ているという発想になると理不尽な上司と仕事をすることは、
自分の成長にもつながると思えるはずです。
ネガティブはものすごいエネルギーになると言われています。
そのネガティブな感情を、学んで成長してやるというポジティブな感情に転換してください。
そうすれば、これからどんな理不尽な上司に出会ったときも、負けないサラリーマンとして働いていけるはずです。
健闘されることをネチネチと祈っております。