注目キーワード
  1. 引継ぎ
  2. 同僚
  3. 社内ニート

その転職、本当に問題ないですか〜知り合い転職に潜む危険性〜

転職をしようと検討している方の中には、知り合い先の会社に転職をしようと検討している方もいるのではないでしょうか。一見すると知り合いの会社に転職する方法はメリットが多いように感じますが、落とし穴もあります。本記事では、知り合いの企業へ転職するにあたり知っておくべきリスクをご紹介します。

知り合い転職は良い転職と言えるのか

知り合いの企業への転職は果たして良い転職と言えるのでしょうか。まずは、知り合い企業に転職することで、どのようなメリットがあるのかを紹介しましょう。

知り合い転職のメリット

知り合いの企業に転職するメリットはどのようなものが考えられるのでしょうか。まずは知り合い企業について紹介します。

転職活動が楽

通常の転職活動はエントリーシートを作成し、何度か面接をおこなってはじめて転職先を見つけることができます。一方知り合い企業への転職は簡単な面接で選考が終わるというケースもあります。

場合によっては、転職活動をすることなく顔合わせだけで転職活動が終えてしまうということがあります。通常の転職活動に比べてストレスがなく転職をおこなうことができるので、楽な転職をしたいと考えている方はおすすめの方法だと言えます。

短期間で就職先を見つけることができる

知り合いの企業の受け入れ態勢がしっかりしていれば、すぐに入社をすることも可能です。通常転職活動は数ヶ月の期間必要ですが、1ヶ月で転職が完了することもあるので、すぐに就職先を探したいという方にはおすすめの方法であると言えます。

採用されやすい

知り合いの企業は、人柄を企業側が知っているので採用される確率が高くなります。知り合いの企業から転職をしないかと打診される場合は、ほぼ転職活動中に選考から落ちてしまうという心配も無いので、心に余裕を持った転職活動をすることが可能です。

知り合い転職は、転職活動が楽なだけ

このように、知り合いを経由して転職活動をおこなうと、楽に転職活動を終えることができます。しかし、メリットは簡単かつ短期間のうちに転職活動ができるという以外の面ではメリットがたくさんあるとはいえません。

もし、メリットが上記で紹介したようなメリットしか感じられない場合は転職後にトラブルになる可能性も十分考えられるので、注意が必要です。

知り合い転職に潜む危険性

知り合い先の企業に転職するメリットはあるものの、実はリスクも多くあります。転職をする際、単に楽をしたいからという理由でおこなうと、転職後に失敗したと痛感してしまうことがあります。ぜひ次のような危険性が潜んでいることを認識しておくようにしましょう。

説明不足による、転職後のギャップ

知り合いの企業に勧誘される際、今の給与よりも倍は稼げるといった抽象的な勧誘を受けている場合は注意が必要です。実際に転職した後に、条件が全く違うということもあります。また勤務予定地と思っていた場所とは違う場所に飛ばされてしまうこともあります。

説明不足のまま転職をすると、給与、業務面でギャップを感じることが多いので、気をつけるようにしましょう。

話していた業務と違うことをやらされる

転職前に話していた業務と全く違う業務をお願いされることもあります。転職をした後は、すぐに別の転職先を探すことが難しく、仕方なく違う業務を受け入れてしまうこともありますが、このようなノリで仕事をしているとトラブルにつながってしまうことがあります。

必ず転職前に業務内容がどのようなものであるのかしっかりと確認し、納得できる環境を整備するようにしましょう。

知り合いが上司になり、やりにくい

知り合いの企業に転職をすると、それまで交流があった友人が上司になりやりにくいと感じてしまうこともあります。特に、今までは友達として話すことができていた関係でも仕事上は上司と部下になることで、接し方を変えなければいけないという問題もあります。

場合によってはこれまでの人間関係が破綻してしまう恐れもあるので、知り合いの企業へ転職する場合は知り合いが直属の上司になるのかどうかを検討して転職するようにしてください。

入社後の待遇のギャップ

知り合いの会社に簡単に転職することができても、実は人員不足を解消するための補充に過ぎず、待遇が今までの会社よりも悪化してしまうということがあります。このような場合、自分のスキルが成長することなく、知り合い企業にいいように利用されて終わってしまうこともあります。

すぐにやめてしまうと、転職先が簡単に見つからないということもあるので、入社後自分の待遇がどのようになるのかを慎重に検討して就職活動をおこなうようにしてください。

知り合い企業でも明確な説明をしてもらうこと

トラブルをおこさないために大切なことは、知り合いの会社だから大丈夫だろうと安易な考えで就職するのではなく、きちんと説明をしてもらい、諸条件に納得をした状態で転職をするようにしましょう。知り合いの企業でも、転職活動をしっかりとする姿勢が大切です。

まとめ:転職活動は自力でおこなった方が成果を得やすい

知り合いの企業に転職することはとても楽なことですが、トラブルになりそうな問題も多く隠れています。大切なことは、知り合い企業に頼ることなく自分で転職活動をおこなうことです。特に、親友のような関係の知人であれば、慎重に検討する必要があります。今回紹介したリスクを考慮して、転職活動を慎重に検討するようにしてください。