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【就活生必見】給料に関係する言葉『ベースアップ』を解説します

ニュースや新聞でベースアップという言葉を聞いたことがある方は多くいると思います。とはいえ、ベースアップって何のためにあるのかわからないという就活生の方もいるのではないでしょうか。そのような方のために、今回は、1からわかる『ベースアップ』という言葉の解説をします。

そもそもベースアップとは

ベースアップは、一言で説明をすると全員の基本給を均一に増加させるというものです。詳しい仕組みについて詳しく解説をしていきましょう。

定期昇給との違い

定期昇給とベースアップはどのように違うのか、まずは仕組みの違いを理解するところからはじめましょう。定期昇給の場合、年齢や勤続年数に応じて給与が高くなります。この精度は日本で昔から導入している制度で今もこの制度を採用しているケースは珍しいことではありません。

ベースアップは、勤続年数や年齢など関係なく給与を上昇させることで均一に給与をあげることで、約社員から平社員の給与を底上げすることができます。

ベースアップの必要性

なぜベースアップは必要なのでしょうか。給与をもらっても物価が高ければいくら役職に就いた社員でも生活が苦しくなってしまうことがあります。そのようなギャップを埋めるために、ベースアップが存在します。

ベースアップをすることで、社員全体の給与を改善し豊かな暮らしを実現することができます。定期的なベースアップは、従業員にとってのモチベーションにも直結をしているため、各企業でベースアップが求められるものが理想ですが、中小企業ではベースアップができないケースもあります。

つまり、ベースアップは働くサラリーマンにとってモチベーションにも直結し、ベースアップを積極的にしている企業に就職をすれば、勤続年数とともに給与が多くなることが予想されると言えるでしょう。

ベースアップを知っていて得をすること

ベースアップは知識として知っておけば良いという認識の方も少なくありません。しかし、就職活動、転職活動をしている方はベースアップの知識を知っておくと、自分の探し求めている理想的な企業を見つけることができる可能性があります。ベースアップを知っていることで次のようなメリットがあることを覚えておきましょう。

所属する企業の業界の位置を知ることができる

ベースアップをする企業は従業員のことを第一に考えている優良企業であることがわかります。資本体制がしっかりと整っていない企業はベースアップをすることすら難しいと言えます。

自分が希望する企業ではベースアップが過去にどの程度行われているかをチェックするだけで、今後自分が就職をした後に給与体制がどのように変化するか知ることができます。それだけでなく、企業にゆとりがあるかどうかも客観的に判断することができるので、ぜひ参考にしておきましょう。

就職・転職予定の企業の給与形態を事前に把握することが可能

就職・転職予定の企業の給与形態を事前に把握することも可能です。ベースアップを全くしていないから企業としてダメということではありません。ベースアップをしない代わりに別の給与形態で社員のモチベーションを維持しているということもあります。

給与形態を事前に把握しておかないと、実際に企業に入った後に給与面で不満を感じてしまうことも珍しいことではありません。

特にやりがいではなく給与面でも就職先を選定している場合は、企業がどの程度の頻度でベースアップをおこなっているのか、そもそもどのような給与形態であるのかの判断材料にしましょう。

ベースアップ企業に納得がいかない場合に対処する方法

ベースアップを導入している企業であれば、そのまま働いていれば年数や年齢に限らず昇給するチャンスを掴むことができます。しかし、そうでなければベースアップのない企業に就職をした場合、昇給タイミングに不満を感じてしまうことがあります。そのような方は転職を検討する方もいるのではないでしょうか。転職をする際に気をつけるべきことを紹介していきましょう。

成果報酬の企業を選ぶ

給与自体に納得がいかないと感じている方は、定期昇給の給与形態を採用している企業ではなく、成果報酬を採用する企業を選びましょう。成果報酬の企業であれば入社直後に成果をあげれば多くの報酬を獲得することができます。勤続年数も関係ないので、実力があれば成果報酬の企業への転職を検討しましょう。

成果報酬の企業は一見すると、メリットしかないと思われがちですがその一方で固定給が異常に低く設定されていることもあります。そのため、成果を出すことができないと同年代でもらえるはずの給与よりも低い給与しかもらえないということもあります。成果報酬の企業を選ぶ際は慎重に検討するようにしてください。

転職を検討する

給与に不満を感じた場合は客観的に今の状況を評価するようにしましょう。客観的に評価をすることで、ベースアップがおこなわれない状況でも今の方が安定した生活を手に入れることができる可能性もあります。

ベースアップがおこなわれないからすぐに転職ではなく、長期的な視野で判断して転職先を選ぶように心がけてください。

まとめ:給与形態をしって賢く就職活動を

ベースアップは企業によって採用している企業とそうでない企業があります。大切なことは、どのような給与形態の会社かを事前に知っておくことです。事前に給与形態を知っていれば、働き方を事前に知ることができるだけでなく、自身のモチベーションにもつながります。

また優良企業になれば、給与形態が明確で社員ファーストで検討していることも多いので、給与形態から企業を診断するというアプローチも良いでしょう。