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市場価値を高める方法は? 市場価値の上げ方まとめ

「一寸先は闇」
現代のビジネスマンにとって、昨今の状況を表すには
この言葉がふさわしいと思います。
大手企業が、続々と早期退職を募る時代になっています。
もしかしたら明日、自分の肩が叩かれるかもしれません。

しかし自分の持つノウハウやスキル、人脈が貴重だったら、どうでしょうか?
当然、会社側はあなたにいてほしい・残ってほしいと思うはずです。
またそのような人材だったら、社外からも声がかかるかもしれません。
社内外を問わずに必要される人材になると、安心して仕事に取り組めることでしょう。

そこで、今回は市場価値を上げる方法を紹介します。
市場価値が高いとはどのような状態か、また市場価値を上げるための
方法について、紹介していきます。

そもそも市場価値とは?

市場価値とは、世間一般での希少性を指します。

希少性について、魚を例にして説明します。
大量のとれるアジと大間のマグロでは、どちらが希少だと思いますか?
当然、大間のマグロです。
それはなぜでしょうか?
そもそも、マグロが人気のある魚であること。さらに大間のマグロが素材として抜群に
良いことなどが要因に上げられます。
つまり「人気の魚種×抜群の素材=日本で有数のマグロ」という方程式が成り立つので
大間のマグロが希少になるわけです。

これを私たち、ビジネスマンに置き換えます。
例えば「プログラミング×Android版アプリでDL1位を記録×開発責任者=世界で通用する
エンジニア」が成り立つ場合、市場価値は間違いなく高いビジネスマンです。

市場価値とは何か、それはビジネスマンとしての希少性です。
希少性は自身のスキルや実績、経験から成り立ちます。

市場価値の高い人材① スキル

スキルの有る無しは誰にとっても分かりやすいため、市場価値に直結します。
例えばプログラミングスキルや英語などが、分かりやすいスキルに該当します。

市場価値の高い人材② 実績

企業側は決して安くない金額で、人材採用をしています。
採用しようとしている人材が、自社でどれくらい成果を出せるかは気になるところです。
はたして費用対効果に見合う人材なのか、不安なポイントでしょう。

人事の視点から見ても、分かりやすい実績があると安心して、採用することができます。

市場価値の高い人材③ 経験

経験値も市場価値につながります。
中途採用のメリットは、最低限の教育やルールの説明で成果を出してもらえる点です。
経験値が高ければ、即戦力になってもらえる可能性が高いため、
多くの企業が経験者を求めています。

この経験値は、業界内の経験とポジションの経験に分けることができます。
業界によっては、不文律や暗黙知が存在するところもあります。
それらを教育なく、溶け込んでもらえる業界の経験者は大変貴重になります。

ポジションの経験とは、マネジメント経験のことです。
マネジメント経験は、分かりやすく市場価値に直結します。
一般的には、マネジメント経験者は市場価値が高い傾向にあります。

市場価値を高める方法

ここまで市場価値とは何か、市場価値の高い人材とは何かを紹介してきました。
ここからは、具体的に市場価値を上げる方法を紹介します。

今日、急に市場価値が上がることはありません。
しかし地道に取り組むことで、必ず前進します。
自身の目標を定め、しっかりと取り組んでいきましょう。

市場価値を高める方法① そもそもキャリアの棚卸をする

まずはキャリアの棚卸をしましょう。
キャリアの棚卸とは文字通り、一度整理することです。
そもそも自分が何ができて、どのような経験や実績があるのか
改めて振り返りましょう。
自分が知らないだけで、意外とニーズのある人材ということもありえます。
なので、まずはキャリアの棚卸をしましょう。

市場価値を高める方法② スキルを上げる

手に職、いわゆるスキルがあると市場価値は上がります。
英語やプログラミング、資格などがスキルに該当します。

ただし何でもかんでも、スキルを身につければいいという訳ではありません。
自身のキャリアや職種に関係のないスキルを身につけたところで、市場価値の向上には
つながりません。

例えばシステムエンジニアが宅建の資格を取ったとします。趣味で資格を取得する分には
大いに結構ですが、市場価値の向上にはつながりにくいでしょう。

しかし一見何の関係もないスキルでも、効果を発揮する場合があります。
例えば農家×Web系のプログラミングというケースです。
農家が販売経路を広めるために、販売用のホームページを作れるようになったとします。
この場合、農業というノウハウを持ちつつ、それを販売するための技術も持ちうるので
貴重な人材になります。
一見関係のないようなスキルでもシナジー効果があるなら、それは市場価値の向上に
つながります。

市場価値を高める方法③ 結果を残す

目に見えた結果を残すと、採用する側も安心して採用することができます。
また受ける側も自信につながるので、ぜひ結果は残しておきましょう。
分かりやすい例では、営業マンの売上が分かりやすい結果でしょう。

ホワイトカラーの仕事は、目に見える結果を残しづらい側面があります。
ですので生産性の数値やプロジェクトに関わった人数、リーダクラスなら配下の人数など
分かりやすい数値を集めておくとよいでしょう。

市場価値を高める方法④ 経験値を上げる

経験値も市場価値を高めるのに、必要不可欠です。
特にポジションでの経験は市場価値に直結します。

リーダークラスのポジションやマネジメント層は貴重です。
積極的にポジションを務めるようにしましょう。

まずは小さな一歩を。

いかがでしたでしょうか?
より一層のグローバル化が進み、今後も厳しさが増していく一方でしょう。
しかし自分の身を守れるのは、自分自身です。
明日いきなり市場価値が上がることはありません。
今日から少しずつ取り組むことで、市場価値は上がっていくでしょう。

まずはどのような方向を目指し、何を身につけるのかを見極め、
スモールステップで地道にいくことをお勧めします。