仕事をしていると、どうしても悩みが出てくるものです。この悩みが出てくるという点においては、仕事ができる人もできない人も、特に差はありません。
差が出てくるのは仕事の悩みの「相談の仕方」です。仕事ができる人は、相談の仕方もうまいのです。
この記事では仕事ができる人の上手な相談の仕方を、徹底的にご紹介していきます。
ハッキリと断言しておきましょう。相談上手の人になることができれば、あなたの仕事力は格段にアップします。
自然と上司があなたの仕事を手助けしてくれるようになり、仕事で困る、ということがそもそも減るからです。
この記事を読むだけで、あなたも相談上手の仕事上手な人に一変することができるんです!
「仕事の質を格段に変える」相談法を紹介!
先述したように、仕事ができる人は相談もうまいもの。
仕事ができる人は、傍目から見ると、何にも困っていないように見えるものですが、その実は上手に相談することで仕事の悩みをつねに解決しているのです。
特に、「誰に、いつ相談するか」には気を遣っているもの。ぜひ、真似できるところから真似して、あなたの仕事の質を一段階アップさせてください。
仕事ができる人は「直属の上司」以外に相談しない
仕事ができる人は、基本的に「直属の上司」以外には相談をしません。
なぜかと言えば、あなたの仕事について一番詳しく知っているのは「直属の上司」だからです。
つまり、あなたの仕事の悩みの解決法を知っているのも「直属の上司」だけ、と言い換えることができます。
あなたの仕事について詳しく知らない人に相談をしても時間のムダですよね。一番の解決法を知っているのは、一番身近な上司、ということをよく覚えておきましょう。
よくできる上司なら、自分の部下が何に悩み、どの仕事で躓いているのか、肌感覚でわかっているもの。そんな上司を頼らない選択はないのです。
仕事の相談の場は「会社の外」にもある
直属の上司とうまくいっていない、という人も意外に多くいます。たしかに、毎日顔を合わせていると、時に関係性が悪くなってしまうこともあるでしょう。
そういった場合は、相談相手を「会社の外」に求めることをおすすめします。具体的に言うと、同業他社の人に相談してみるのです。もちろん、自社の秘密を公開するわけにはいきませんから、ぼかして相談することも大切。
たとえば、「最近、新規の営業獲得に困っているんですよ。御社では、何か工夫されていることはありますか?」と具体的な数字を出さず、相手の会社の強みを聞き出しましょう。
飲み会の席であったりすれば、意外にフランクに教えてくれたりするものですよ。
絶対に仕事の相談をしてはいけない相手とは?
絶対に相談をしてはいけない相手がいます。
それは、「会社の同期」です。
会社の同期には、つい自分の仕事の悩みを打ち明けたくなるものですが、単なる愚痴になってしまうことが多く、生産的な相談にならないのです。
愚痴を吐くと心は楽になるかもしれませんが、根本的な解決にならないので、結局悩み続ける羽目になってしまいます。
また、いくら仲のいい会社の同期とは言え、出世の道という観点からすればライバルの1人です。ライバルに弱みを見せているようでは、あなたの出世街道も厳しいものになるでしょう。
むしろ、会社の同期から悩みを相談される相手、になることを強くおすすめします。
上手に相談できる人は、上手に仕事がこなせる人
さて、実際の相談のシーンを想像してみてください。
あなたは、いつ、どこで、仕事の相談をしますか?
仕事ができる人は、相談をする「時間や場所」にも気を遣っています。細かい気遣いをすることで、相談相手からも信頼されるものですし、結果としていい解決策を教えてもらえることが増えてきます。
ここでは、そんな仕事ができる人だけが知っている「上手に相談するコツ」をご紹介しましょう。
このコツさえ知っていれば、明日からのあなたは立派な相談上手に早変わりしていることでしょう。
大切な相談は必ず「朝一」で行なえ!
「新規の営業先に何としてもYESと言わせたい」。
「新しい企画に上司からの意見が欲しい」。
仕事において重要な相談をしなければいけない場面ってありますよね。
あなたにとって大切な相談は、必ず「朝一」でしてください。もちろん、相談したい相手が「朝一」から忙しいときは別ですが、そうでなければ、必ず「朝一」の時間を選びましょう。
あなたが相談したい相手は、基本的にあなたよりも仕事ができる人であることが多いはず。そんな仕事ができる人は1日の仕事のスケジュールを細かく決めているもの。さらには、1日のうち時間が経てば経つほど忙しくなるものなのです。
「朝一」はメールの返信にあてたり、雑務にあてていることが多いので、人の話を聞く時間の余裕があるはず。
相手のスケジュールに合わせて相談することを心掛けましょう。
人に聞かれたくない相談は、あえて「オープンな場所」でする
「同期との人間関係がうまくいっていない」「次の年度で出世するかどうか知りたい」。
こうした、できることなら人に聞かれたくない相談事ってありますよね。
人に聞かれたくない相談って、つい個室であったり、人目を避けた場所でしたくなるもの。実は、人に聞かれたくない相談だからと言って、人目のない場所で相談をするのは絶対にNG。
たとえば、上司に突然「できれば、上の会議室で2人きりで相談したいことがあるのですが……」と打ち明けたとしましょう。そんなことを言われれば、絶対に上司は身構えてしまいます。相手を身構えさせてしまったら、正しい解決法は出てきません。
そこで、あえて「オープンな場所」、たとえば2人きりの食事の席や、飲み会のふとしたタイミングで2人になった時に相談してください。
会社の人でなければ、あなたの相談を誰に聞かれてもかまいませんよね。
そうした相手の心がほぐれた状態で相談することで、あなたの話を親身になって聞いてくれるのです。
この人の相談に乗ってあげようと思わせる魔法の一言
最後に、相手に確実に「あなたの悩み事を解決しよう!」と思わせる魔法の一言をご紹介しましょう。
それは、「あなただけ」という言葉です。たとえば、次のように使います。
「最近、企画が通らないことが増えてきて悩んでいるんです。こんな悩みを相談できるのは、あなた(~さん)だけなんです」と、あなただから相談しているんですよ、とアピールするんです。
あなたが「あなただけにしか頼れないんです」と言われたら、絶対に相手の力になりたいと思いますよね。人の心理を上手にくすぐり、あなたの悩みの最適解を教えてもらいましょう。
一人で仕事を抱え込む人は二流。一流は上手に相談する
ハッキリ言って、自分1人でできる仕事は限られています。
それと同じように自分1人だけで解決できる仕事の悩みも限られています。
上手に相談ができない人はまだまだ二流、と言っても過言ではありません。一流の人ほど、上手に相談をして仕事の悩みを解決し続けているものなのです。
ぜひ、あなたも相談上手になって、一流のビジネスパーソンになってください。